第30回大阪府立大学獣医外科教室会開催報告書
2024年10月27日、好天に恵まれた日曜夕刻時から第30回大阪府立大学獣医外科教室会が大阪城に隣接
するKKRホテルに於きまして開催されました。
第1部は午後4時半の総会から開始しました。本年より会長に就任なさいました宮田秀明先生の御挨拶から
始まるところではありましたが、会長が直近に体調を崩され約半年の療養を余儀なくなさいましたことから
副会長佐々井(31期)が代行を仰せつかり開会の御挨拶を申し上げました。
引き続き田中利幸新副会長(50期)から会計報告がなされ、河村泰雄先生により会計監査報告がなされました。
恒例の大学の近況報告と致しましては、先ず初めに外科学教室教授秋吉秀保先生の御退任の御挨拶がなさ
れました。秋吉先生に於かれましては本学外科教室のOBであり、大橋名誉教授の御指導の下で大阪府大、
外科学教室、臨床センター、そして、獣医麻酔外科学会、近畿地区獣医師会の発展に多大なる御貢献を
頂きました事は、何方もが知る事実でありますが、惜しむらくも今秋に御退職なさいまして、今後は
大阪ネオベッツVR Centerで御活躍なさるとの御報告でした。秋吉先生、長年にわたる本学での御勤務、
御指導、誠に有難うございました。
続いて、特殊診断治療学教室准教授で獣医臨床センター画像診断科科長の田中利幸先生の御担当で近況報告を
頂きまして、先生には引き続きこの外科教室会の運営にも御助力頂く事となりました。田中先生の益々の
御活躍を期待致しますと共に、皆様からの御助力をどうぞ宜しくお願い
致します。
午後5時過ぎからの特別講演では、今年春に神戸市立水族園から新装開園した「須磨シーワールド(愛称
須磨シー)」の飼育部門・獣医課に御勤務で、本学卒業生である毛塚千穂先生から「神戸須磨シーワールド
の獣医師の世界」の演題で御講演を戴きました。New須磨シーは、これまでのペンギンやイルカショーに
加えてシャチのショーが加わり大変魅力的な施設となりました。新しく開園した水族園での御勤務について
獣医師ならではの喜びや御苦労も交えながら、写真や動画を用いて余すところなく御披露戴きまして、あっと
いう間のひとときでした。皆様も須磨シーに是非足を運んで頂きまして、新しいカタチの水族園をお楽しみ
になってみて下さい。
第2部恒例の懇親会は、喜多浩二先生(46期)、河村泰雄先生(22期)に司会をして頂きまして、今回
御出席の最高齢である仲西寿雄男先生(6期)の会開挨拶、そして力強い乾杯の御発声から開会されました。
恒例の御出席の皆様方からの近況報告に続きまして、当日御出席頂きました皆様の中で最高齢ながら御年齢
を感じさせない仲間實徳先生から健康生活の秘訣のお話と共に、御見事な尺八の名演奏、そしてお洒落で
御幾つになっても粋な飯藤邦彦先生(12期)のサックス演奏、更に腰の手術から御快復なさった伊藤位一
(13期)から"ボケ防止だよ"と自虐気味に仰いつつ最近始められたウクレレの余りにも見事な演奏を御披露
頂きまして、和洋折衷の実に賑やかな大音楽会となり大変和やかなひとときとなりました。
宴の後半には、この度特別講演を頂きました毛塚先生、そして御退職なさった秋吉先生、そして傍でお支え
下さった水井秘書様へ御礼と花束が贈呈されました。
最後の締めは伊藤位一先生による恒例の「だんだん良く
なる五本締め!」。毎年どなたかがパチンとやらかすのを期待するのですが、今年は何と失敗無し!余りに
見事過ぎる〆の手拍子でありまして、御出席の皆様方の益々の御健勝と御多幸を祈りつつ笑顔に溢れる御開き
となり
ました。
諸先輩の皆様方、後輩の皆様が大切にしておられる伝統あるこの外科教室会、これら全て
皆様方の御力の賜物でありまして、特別講演講師の毛塚先生(国際防疫研究室卒)が「外科OB会の存在自体
が貴重で素晴らしい」と仰っておられたことが大変印象的でした。
母校府大外科教室は、この秋より一時的に教授不在の外科教室となってしまいましたが、次年からの再起動
に期待して、OB会としては、御出席の皆様方が旧交を温め、先輩後輩が社会人として横の繫がりを深め、
外科教室の再興を祈りつつ、未来に向けて大いに楽しめる会であって欲しいと願う次第です。小生、宮田先生
の御不調により急遽代役を仰せつかりまして至らなかった点につきましてはどうぞ御容赦下さい。
最後に本年の開催に際しまして御出席、御協力を賜りました皆様には篤く御礼申し上げますと共に、次年も
お仲間お誘いあわせの上で御参集頂きましてお楽しみ頂きますと幸いです。
(文責 副会長 佐々井浩志)